サッカーや、野球に励んでいるお子さん多いですよね?お子さんといっても、小学校低学年から高校生位までの方がいるので様々ですが、特に小学生位だと、少しの差でスポーツのパフォーマンスというのは変わってくるものです。
では、どのような差が大きなパフォーマンスとして変わってくるのでしょうか?
両親がバリバリのスポーツマンや、トレーニングを熟知している方であれば良いアドバイスも出来るのですが、そのような方は稀です。なかなかアドバイスすると言っても何を言ってあげれば良いのか迷う事も有るでしょう。
そんな子供さんにアドバイスする際に、どんな事をアドバイスすれば良いのか、そして何をすれば具体的にスポーツにおいて結果が出てくるのかを今回は触れてみようと思います。
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子供がスポーツで上達する為のアドバイスとは?気持ちも大事だしそれ以外の部分も大事
上達する為に一番大事なのは、当たり前の事ですが本人のやる気です。やる気が無いのに、スポーツが上達する訳はありません。ただ、この辺りで両親が勘違いしている場合が有るのです。
それは、本人がやりたがってないスポーツを親が無理矢理やらせている場合に、しばしば起こります。
例えば、子供というのはサッカーや野球は好き好んで行う子が多いのですが、武道などは親が護身の為などに行わせる事が多いです。空手や柔道などです。
親は子供に強く逞しく育ってほしい、そして自分の身は自分で守る、特に女の子の場合には色々な危険も有りますので、両親は可愛い子供の為を思って、武道などを習わせます。
しかし習わせているうちに両親の方が夢中になってしまい、試合に勝たなきゃ、勝たせなきゃというようなループに陥る事が有ります。
このような状態の時の親は、結構子供に厳しい言葉を投げかけてしまいます。頑張った事を褒めるよりも、負けてしまった事を責めたりしてしまうのが、よく有るパターンです。
ただでさえ嫌々習い事に行っている場合には、このような状況で競技を好きになれと言っても無理が有ります。気持ちが一番大事なのに、心が折れてしまいます。
私は、以前格闘技のインストラクターをしている時にこのような光景を何度も見てきました。中には頑張って、惜しくも試合に負けてしまった子供に手を出している親もいました。
そんな状況で競技を好きになれますか?逆に自分が、その立場になったら頑張れますか?そう言いたいです。
最近印象的だったのは、日本人として始めてボクシング三階級王者に輝いた亀田興毅さんが、「ボクシングを楽しいと思った事など無かった」と言っていた事です。あそこまで活躍した方ですら、親に無理矢理やらされていたボクシングを楽しめなかったのです。
もちろん、そこまで高いレベルの事を当記事で書いている訳ではありませんが、実際にこのような現象は有る事です。
つまり競技を嫌いになってしまうように、親が知らず知らずのうちにしてしまっているのです。
ではどうすれば競技を好きになる?
まずは、のびのびさせる事が一番大事です。試合に出ても、負けるかもしれませんがそれは受けとめてあげましょう。否定よりも肯定してあげましょう。
指導者が、どのように指導するかは親には完全には分からない部分も有りますが、親だけは味方になってあげましょう。とんかく褒める事が大切です。
駄目だしするのは、指導者の仕事ですし、高いレベルになると自分の頭で考える事が出来る様になります。
とにかく楽しんで競技を行える様な環境作りをしてあげましょう。特に年齢が小さいうちは、これに尽きます。そうでないと、早い段階で限界が来たり、競技に対する興味を失ってしまいます。
やりすぎは良くないのですが、競技の成果に応じて好きなゲームなどを与えてあげる事も、モチベーションには繋がりますので、良いのではないでしょうか。
話しが、やる気という事から精神的な部分になりましたので、スポーツの成果を出す具体的な方法へと移りましょう。
怪我に負けない頑丈な身体作り
スポーツで成果を出すには、まずは身体作りをしないといけません。武道などを含むスポーツでは身体に強さや大きさは決定的なアドバンテージとなります。
その為には、まずは食事に気を付けましょう。炭水化物、タンパク質、ミネラル、ビタミンといった栄養素をバランスよく摂取させてあげる事を意識します。
卵、納豆や豆腐、ヨーグルト、牛乳、チーズなどの栄養の高い食品は積極的に食べさせてあげるのが良いでしょう。
特に、朝食は一番大事ですので朝食を、しっかりと食べましょう。朝食を食べていないと、集中力や、やる気も出ませんので、必ず食べさせる様にしておきましょうね。
食事で身体を作るのは一番大事な事です。スポーツや格闘技の世界で有名な言葉に「よく食べる奴は強い(上手い)」というような言葉も有ります。
上に行くような選手は、よく食べるんですよね。食が細いと、あまりスポーツでも結果を出せないという印象が有ります。
食事だけでは完全に栄養を取る事が難しい場合はサプリメントを取る事もオススメします。
適切な筋力トレーニングを行う
これは小学生には、あまり当てはまらないのですが、身長がかなり伸びきってくる様な中学生や高校生になると、筋力トレーニングを取り入れるのも良いでしょう。
小学校のうちは、筋力トレーニングというよりは、競技の中で競技に使う筋肉を鍛えるといった感じで良いでしょう。
あまり無理な筋力トレーニングは、身体を痛めてしまいますし、近年身長への影響はそれほど無いと言われてはいますが、伸び盛りの身長に影響してしまっても良くないので、中学生くらいになるまではいわゆる筋トレはあまり行わない方が良いかもしれません。
ウェイトトレーニングは、身長が伸びきった後でもいくらでもやれますので、無理はしないようにしましょう。腕立て伏せや、腹筋、背筋程度は行っても良いでしょうが、20回ほど出来る様になっておけば良いでしょう。
逆に、中学生や高校生からはウェイトトレーニングを徐々に取り入れていき、体全体のパワーをアップさせる事により競技の成績も良くなる傾向が有ります。
しかし基本的には、競技の練習を一番に優先しましょう、ウェイトトレーニングがメインになるとそれはボディビルダーやパワーリフターになってしまいます。あくまで競技の補助的なものと捉える事が大事です。
スポーツの上達は、その競技を好きになれるかで決まる
ここまで書いてきましたが、食事や筋力トレーニングはスポーツに密接な関係が有ります。凄く大事な事です。栄養の有る食事を沢山取らせてあげて、大きく強い身体に育つ様に意識してあげましょう。
しかし冒頭にも書きました様に、一番大事なのはその競技を好きになり、自分で上手くなりたい、強くなりたいという気持ちを持たせる事が大事なのです。
その為には、今回の記事で書いた様に、スポーツを頑張っている事、武道を頑張っている事を最大限褒めてあげる事が大事です。
ただ習い事を習っている様に親は思うかもしれませんが、子供は頑張っています。その気持ちに親が答えてあげれば、子供もきっと答えてくれるはずです。
今回の記事は精神論が多めになりましたが、もちろん肉体面(フィジカル)も非常に重要なので、意識して食事やサプリメントを取る事も大事ですね。