大きく広い背中は誰でも憧れます。
そのためには広背筋の筋トレを行う必要があります。広背筋、背中を鍛えるトレーニングはラットプルダウンやデッドリフトなどが有名です。
その中でも懸垂(チンニング)は非常に良いトレーニングです。
自宅でも行うことができますし(器具が必要ですが)、ジムでは必ず行う場所や器具があります。つまりかなり気軽にできる筋トレですよね。
懸垂を熱心に行えば行うほど、背中の筋肉は成長していきます。
懸垂が好きで必ず筋トレを行う時にはメニューに入れているという方も多いです。
それで夢中になってトレーニングをしてしまうのですが、休養日をとらずに毎日行ってしまう方もいます。
筋トレ(ウェイトトレーニング)は、毎日行ってはいけないと聞いたことがあるけども懸垂なら良いのでは?
このように考える人も多いのではないでしょうか。
果たして懸垂は毎日やっても良いのか?または駄目なのか?
このページではこのあたりについて書いてみたいと思います。
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懸垂は毎日やっても良いの?
結論から先に書いてしまうと、懸垂を毎日行うのはあまり良くありません。むしろ毎日はしないほうが良いでしょう。
懸垂はかなり体力を使う筋トレです。体力だけではなく、筋力もかなり使います。
自重全てを支えるのですから当然といえば当然ですよね。
筋力を使うということは、筋肉が破壊され披露するという事です。
そうです、ここに毎日懸垂を行わない方が良い理由があるのです。
その前に懸垂自体が1回もできないという方はこちらの記事を読んでみてください。
超回復するためには毎日は駄目
基本的に筋トレを行う場合は一般的に
足や背中のような大きな筋肉:48時間~72時間
腕や胸などの筋肉:24時間~48時間
このくらいの時間は回復のためにトレーニングの期間を開けたほうが良いとされています。
実際に筋トレをやっている方は分かるのですが、ハードにバーベルスクワットをやっていると毎日などは無理ですし、ベンチプレスも毎日やるのは無理です。
筋肉が破壊されているので、そもそも挙がりませんし休養は絶対に必要です。
この休養している期間は超回復期といって破壊された筋肉が成長しながら回復する大事な期間です。
特に重たい重量のバーベルやダンベルで徹底的に筋肉を破壊している場合には、サプリメントなどを摂取していたとしても休養は絶対に必要です。
これは懸垂にも同じことが言えます。
初心者のうちに無理して毎日懸垂をしているのであれば、それはやめておいたほうが良いでしょう。
毎日やらなくとも筋肉は付きますし、効果は出てきます。
懸垂に慣れると毎日でもできる
筋肉の成長のことを考えると、毎日懸垂を行うのは避けたほうが良いと言わざるをえません。
しかし、筋トレなどはしていなくて懸垂だけ自重だけで体を鍛えているという方の中にはバキバキの肉体で毎日懸垂を行っているという方もいます。
この場合は毎日限界までレップ数を行ったりはしてはいませんが、毎日トレーニング自体はしているようです。
目的が筋肥大ではなく、絞れた肉体というだけであれば毎日懸垂だけをして上半身を鍛えるというのもまんざら悪いのではないかなと感じますね。
ただし、先程も書いたように筋トレ(ダンベルトレやBIG3など)を行っているのであれば、あくまで懸垂は補助的なトレーニングと位置づけるべきです。
この場合は毎日やるのはやめておいたほうがいいですね。
やはり懸垂を毎日やるというのは、それ自体が目的になっている場合以外はしないほうがいいというのが結論ですね。
まとめ
このページでは懸垂を毎日やるべきか、そうでないかという事について書いてみました。
結局は、懸垂をやる目的が何なのか?ということを考えながらやることが必要だという事です。
懸垂の回数をとにかく多くやれるようになりたい。このように考えているのであれば毎日でもやるべきでしょう。コツやテクニックなども身につきます。
ただし、体全体の筋トレの一環として行う場合には他の部位をマシンやフリーウェイトで鍛えておいて、週に2回程度懸垂を10回✕数セットもやっておけば十分です。
これだけで筋肥大はしますし、懸垂も重要ですが最も重要なトレーニングとは言えないのではないかと思うからです。
それよりは、みっちりとダンベルで筋トレしたりBIG3をやりこんだほうが圧倒的な肉体を作れます。
このあたりはバランスが必要だという事ですね!