夏場に運動を行うと、凄まじい量の水分が体内から放出されてしまいます。
特に高温多湿な時には、熱中症のリスクが高まり、このような状況で筋力トレーニングを行うのであれば、こまめな水分補給が必要になりますが、ただ水分を摂取しているだけだと効果が薄いのです。
スポーツ中に熱中症になることが非常に多いので、皆さん様々な対策をしていると思います。
一番ポピュラーなのは、スポーツドリンクを飲むという方法なのですが、確かに効果的で非常に良い方法だと思います。しかし他にもプロテインを飲むことで、熱中症を防ぐという方法も有ります。
筋力や筋肉を肥大化させようとしているトレーニー達には、これは朗報なのではないでしょうか?
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熱中症をプロテインで防ぐ!どの種類のプロテインが効果が有るの?
プロテインの話に移る前に、熱中症の予防対策としては、水分を摂取することですが、実は牛乳などの乳製品が、非常に熱中症に対して効果が有るとされています。
特に運動後は、体が栄養を欲している状態ですので、この時に牛乳や乳製品を摂取するのが良いのです。
もちろん運動中は、スポーツドリンクで体から失われる塩分(ナトリウム)を補給する必要が有りますが、運動後というのも重要なのです。
運動後になぜ牛乳を摂取すると熱中症に効果が有るのか?
熱中症になる原因として、運動などにより体内から水分が失われ、結果的に血液の量も減ってしまいます。血液が失われていくと、心臓に行く血液量が減り、脳や皮膚や筋肉などにも影響が及びだします。
こうなると体温調整が上手に出来なくなり、熱中症になってしまいます。血液量を減らさないための、対策を普段から行っておく必要があります。
運動中や運動後は、筋肉中に蓄えられているグリコーゲンが消費され、グリコーゲンが減るとグルコース輸送体という物質が活発に働き始めます。この時が、栄養を摂取するタイミングとして一番良いので、プロテインを摂取するタイミングとしても良いと言われています。
運動中から、運動後(30分くらい)まで続く、この時期に牛乳を摂取することで、牛乳にふくまれる糖質やタンパク質を体内に摂取することが出来ます。
糖質やタンパク質を摂取することで、減少していた血液量が増えますので、暑さに対する効果が高まります。これは運動後だけではなく、普段から行っておきたい熱中症に対する対策でもありますね。
この減少していた血液量が増えるというのには、血中のアルブミンという物質が密接に関係しており、栄養補給することによって血液中のアルブミンの濃度が高まることで、血管内に水分を取り込み、血液量が増えるのです。
つまり夏場の運動後には、栄養補給することが重要だという事が分かりますし、その為には糖質やタンパク質を多く含む、牛乳や乳製品が適しているという事です。
牛乳を多く含むミルクプロテインが熱中症には非常に有効
ミルクプロテインという商品があるのですが、このような商品はタンパク質と糖質(炭水化物)を非常に多く含んでいます。1本あたり(200ml)、タンパク質を10g、糖質を9,5g含んでいます。
激しい運動を行った後の栄養補給や、ランニング後の栄養補給などに非常に適していますし、筋トレ後にもなかなか良い商品です。
もちろん熱中症への対策としても、吸収が非常に速いので運動後に摂取することで更に効果を高めることが出来ます。あまりゴリゴリに筋トレを行わない方やスポーツ後に飲む飲料として、非常におすすめ出来るのがミルクプロテインです。
夏場の水分補給として、運動中はスポーツドリンクや先日紹介したグリコのCCDドリンクなどを、そして筋トレ後や運動後はミルクプロテインや、ホエイプロテインを摂取するのが熱中症にならずに元気に過ごせる秘訣ではないでしょうか。