筋トレを行う時に重要なことに「呼吸」があります。
呼吸を意識せずに筋トレをしていると、効果、効率などがすべて落ちてしまいます。
というよりも、そもそも筋トレが成り立たないといっても過言ではありません。
人間は普段から意識せずに呼吸をしていますが、筋トレの時になると急に身体に力が入ってしまい呼吸がおかしくなってしまうものです。
このページでは筋トレにおける呼吸の必要性、呼吸の仕方などについて書いていきたいと思います。
スポンサーリンク
筋トレ中の呼吸について
まずは筋トレ中の呼吸について、基本的なことを知っておきましょう!
どのような時に息を吸って、どのように息を吐くのか?という事はすごく大事なことです。
呼吸を意識する意味などあるのか?などと初心者のうちは考えがちですが、これは大きな間違いです!
まずはこの部分から紹介していきます。
息を吐く時
息を吐く時は、バーベルやダンベルを上げる時です。
いわゆるポジティブ動作と言われる時に息を吐くようにします。
例えば腕立て伏せであれば、腕を伸ばす時(身体を持ち上げる時)に息を吐きます。
ベンチプレスであれば、バーベルを上げるに息を一気に吐きます。
同様にスクワットであれば脚を伸ばして立ち上がる時に息を吐いて立ち上がります。
ポジティブ動作の際に息をしっかりと吐くことによって、人間の身体は力を発揮できるようになっています。
簡単に言うと、「力を入れる時には息を吐く!」という事を意識すると分かりやすいですね。
息を吸う時
筋トレにおいて息を吸うのは、基本的にネガティブ動作の時です。
ネガティブ動作とは、バーベルやダンベルだと下ろす時です。
この下ろす時に息をゆっくりと吸って、ポジティブ動作で一気に吐き出します。
腕立て伏せであれば腕を曲げて身体を下ろす時に、ベンチプレスであればバーベルをラックアップして胸に向けて下ろしていくときですね。
この動作の時に息をしっかりと吸って、体内に溜めておくことが非常に大事です。
息を吸っておいた分、吐く時に力を発揮できると考えておいて良いでしょう!
呼吸を止めるのは駄目
絶対にやってはいけないのが筋トレ中に呼吸を止めてしまうことです。
上級者はあえて呼吸を止めてトレーニングしたりもしますが、これは呼吸法を熟知した上でやっています。
スクワットやデッドリフトなどで重たい重量を挙げきる際には腹圧を高めるために一時的に呼吸を止めたりしますがこれは独自の呼吸法です。
初心者のうちは基本的な呼吸法、ここまでに書いた吸う時、吐く時を意識して行いましょう。
呼吸を止めると、身体が固まります。身体が固まってしまうと筋トレの効果や効率が落ちてしまいます。
また筋トレ中にずっと息を止めていると、頭が痛くなったりします。これは血圧が上がってしまっているのが原因で危険な場合もあります。
脳へ血液がいかなくなったりもしますので酸素をうまく運べず非常に危ないのです・・・
心臓に疾患を持っているような方は、本当に危険な場合もあるので気をつけましょう。
最近では一部呼吸を止めても大丈夫みたいな意見もあるようですが、基本的には健康体の方以外はやめておきましょう!特に初心者は呼吸をしながら筋トレをする事が重要です。
まとめ
このページでは筋トレの呼吸について紹介しました。
呼吸は自然に行うものですので、筋トレ中だからといって止めてしまうのはいけません。
・力を入れる時には息を吐き
・そうでない時には息を吸う
このような認識を持ってまずは筋トレをやってみてください。
息を止めて力を入れる方が力が入りそうな気がするかもしれませんが、先程書いたように無呼吸での筋トレは危険です。
まずは軽い重量のダンベルやバーベル、自重トレーニングでフォームの確認をすると共に呼吸法を確認しながら筋トレを始めましょう。