よくトレーニング初心者の方や、筋トレを全くしていない方が、フリーウェイトとマシントレーニングの違いが分からないというような事を言っています。
トレーニングをしている方からすると、「何を言ってるの?」と思うかもしれませんが、ジムにあまり行かない方や、そもそもジムに行った事が有っても有酸素運動しかしていない方だと分からなくて当然かもしれません。
フリーウェイトと、マシントレーニングは同じウェイトトレーニングでもかなり異質のものですので、正しく理解する事によって、筋トレの効果にも差が出てくるという事を理解しておくのがおすすめです。
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フリーウェイトとマシントレーニングは何が違うの?どちらが良いの?
まずはフリーウェイトについてどういうものかを知っておく必要が有ります。
フリーウェイトとは?
フリーウェイトとは、自由にバーベルやダンベルを上げ下げするトレーニングです。
当サイトで既に紹介しているベンチプレスやスクワット、ダンベルカールなどの種目はフリーウェイトに該当します。
フリーウェイトの良い点は、重り(プレート)やシャフトが固定されているわけではないので、自由な軌道でトレーニングを行うことが出来ます。
つまり少し動きや軌道を変えるだけでも、様々な筋肉を鍛える事が出来るので、色々な部位に効果が有ります。
フリーウェイトの注意点
逆にデメリットとしては、その名の通り、フリーですので危険を伴うという事が挙げられます。具体的には、ベンチプレスで挙げきれずに胸や首にバーベルを落としてしまったり、ダンベルトレーニング中に落として足を怪我してしまったり、スクワットで潰れて怪我をしてしまったりというような事が起こり得ます。
例えば、この動画のようなアクシデントも起こるので恐ろしいですね・・・これは重量が凄いので余計に怖いですが。。。
初心者がフリーウェイトを行う際に注意しないといけないのは、バーベルを落下してしまっても大丈夫か?(セーフティは有るか)をいう事を、トレーニング前に確認する事です。
それと同様に、扱っているウェイトの重量が現在の自分にとって重すぎる事はないか?という事も重要になります。
一歩間違うと、大怪我をする事が有るのがフリーウェイトでのトレーニングですので油断は禁物です。
ここまで見ていただいたように、フリーウェイトは危険も多少なりとも含むトレーニングですので、初心者の間は軽い重量で挑戦するか、パーソナルトレーナーなどの第三者に補助をしてもらうのがおすすめです。
逆に上級者にとっては、フリーウェイトは必須のトレーニングで、ほとんどの筋トレ愛好家たちが取り入れています。初心者のうちはマシントレーニングを行い、慣れてきて筋力が付いてきたらフリーウェイトというのも良いでしょう。
そうは言っても自宅で行うダンベルトレーニングも、フリーウェイトですので初心者からでも行うことが出来ますね。
マシントレーニングとは?
次にマシントレーニングですが、こちらも文字通りマシンを利用して行うトレーニングです。
ウェイトスタック式といってピンを差し込むことで重量を調節するタイプのマシンが、一般的にジムなどで採用されています。ワンタッチで扱う重量を変えられるのが非常に楽です。フリーウェイトは、その都度プレートを取り外さないと重量が変えられませんが、その点マシンは楽です。
他にも、スミスマシンなどもマシントレーニングに含まれます。
マシントレーニングには、様々な種類があり胸トレ、肩トレ、腹筋、脚トレ、背中、腕などとほぼ全身を鍛えることが出来るように、個別のマシンが開発され販売されています。大きな設備の整ったジムだと、本当にマシンだけで全身を鍛えることが出来ます。
勘違いしやすいのは、マシントレーニングは初心者でも怪我なく、無理なく行う事が出来るので上級者は行わないというように思う人もいますが、ボディビルダーの方でもガンガンにマシンは利用します。
結局は、初心者、上級者というよりも用途や付けたい筋肉によってマシンかフリーウェイトかを、使い分けると考えるのが良いのではないでしょうか。
マシントレーニングのメリットは、安全にトレーニングを行えるという点や、決まった軌道で行うのでフォームがそこまでブレる事がなく初心者でもやりやすいという事です。
逆にデメリットとしては、軌道が決まっているので、工夫のしようがあまり無く、同じ動きに体が慣れてしまうという事です。これは重量や回数を増やす事で、解消する事が出来ます。
まとめ
今回の記事で、フリーウェイトとマシントレーニングの違いについて理解していただけたかと思います。
よくどちらが良いのか?効果的か?みたいな論争になるのですが、フローウェイトとマシントレーニングのどちらが良いとかではなく、自分が重点的に鍛えたい部位を鍛える事が出来るトレーニング方法を選択するという事が重要になります。
胸を鍛えたいのであれば、ベンチプレスをフリーウェイトでやれば良いですし、背中のトレーニングなどはマシンでかなり効果的に鍛える事が出来ます。
自分が思い描く体になるために、行うのが筋トレなので、どちらが良いというよりは一通り全部経験してみて、良いと感じたり合っていると感じたトレーニングを続けていく事が重要なのです。
まずは自宅でプッシュアップバーを使って鍛える自重トレーニングも、やりこむとかなりマッチョに近づけます。