オリンピック競技でもあり日本の国技(諸説ありますが)とも言われる柔道ですが、日本では多くの方が柔道をやっています。
柔道でオリンピックを目指したり、強くなりたい、そして試合で勝ちたいと考えた時に筋トレやウェイトトレーニングは必要なのでしょうか?
柔道の練習を行う上で、必要な筋肉やパワーとは一体何なのでしょうか?今回は柔道に必要なウェイトトレーニングを紹介していきます。
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柔道で必要な筋トレは?本気で強くなりたいならウェイトトレーニングは必須?
基本的に柔道で強くなるためには、一番は柔道の練習が必要です。これは間違いありません、柔道の練習をロクにやっていないのに、ウェイトトレーニングばかり行いパワーリフターのようなパワーを付けても柔道が強くなる訳ではありません。
この点を最初に意識して、しっかりと柔道の練習自体を指導者から指導してもらっている前提で筋トレを行いましょう。
柔道で必要な筋トレ=補強
基本的に柔道の練習中に行われる筋トレは、補強と呼ばれるものです。
よく練習中に行われる補強は、腕立て伏せや腹筋、縄登りや、ブリッジ、スクワットなどです。もちろん走り込みも必要でしょう。
もちろんこれ以外にも、二人一組になっての手押車などの補強も有ります。
このような補強は柔道をしている方なら、誰もが経験している補強でしょう。柔道に強くなるためには、基礎的な練習に加えて補強や、乱取りが大事な事は誰もが分かっているはずです。その上でのウェイトトレーニングの必要性です。
ウェイトトレーニングは柔道に必要?
柔道という競技は「柔よく剛を制す」と言われるように腕力や力ばかりではないのですが、これはもちろん当たり前のことでは有るのですが、逆に言うと力が無いのに剛を制すことも出来ないのです。
同じような実力、技のキレを持つ者同士が戦うならばパワーの違いは大きな結果となって表れるのです。
つまりより柔道の結果を求めるならば、ウェイトトレーニングなどの専門的な筋トレは必ず必要という事になります。オリンピックの代表選手がウェイトトレーニングを行っていないかというと、ほぼ全員が行っていて、彼らは柔道の実力だけではなく筋力の強さも常人とはかけ離れたものを持っています。
握力は重要
柔道では、状態の崩しが非常に重要です。崩しが上手い選手は当然投げも上手いので、崩しの重要性は高いのですが、崩しを行うためにはしっかりと相手の道着を握る(引き手と釣り手)事が重要です。
その為には握力というのも重要な要素です。練習だけで握力を培うのも良いですが、握力トレーニングを行うのも良いです。
握力を鍛える為にはグリッパーを利用するのも良いでしょう。いくら鍛えても鍛えすぎる事は無いので、鍛えておくに越したことはありません。
柔道には引く力が重要
柔道には上半身の引く力が非常に重要です。技に入る際に引く力は、よく使いますので、ウェイトトレーニングで引く力を養うことが重要です。
背筋力を鍛えることが重要ですので、デッドリフトを行うのも良いですし、広背筋を鍛えるためにラットプルダウンやチンニングを重視するのも良いです。
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もちろん押す力も重要ですのでベンチプレスも行い、腕の力も重要なのでバーベルやダンベルを使ったアームカールなども行う方が良いでしょう。
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ウェイトトレーニング以外に柔道で大事な事
ウェイトトレーニングの重要性は現在のスポーツでは言うまでもないのですが、柔道は武道ですので戦いには相手が居ます。
相手に対しての恐怖心や苦手だという気持ちを乗り越える、精神面が最も大事です。ではその精神がどこからやってくるのかというと、間違いなく練習量です。
相手よりもたくさん練習してきた、キツイ筋トレをしてきたという自負が自信に繋がります。練習量やパワーに裏付けされた精神面は非常に重要です。
更に柔道で大事なのは、体の柔軟性です。体が固いよりも柔らかい方が技をかけやすいですし、相手の技からも逃げやすいです。柔軟性を高めるためのストレッチは絶対に必要な要素です。
心技体という言葉が有るように、精神を鍛え技を磨き、みっちりと筋トレで強い体を作れば柔道で強くなることが出来るでしょう。