キャプテンズ・オブ・クラッシュ・グリッパーというグリッパーがあります。
握力を鍛えたいと思ったら一度は使用してみたい器具がハンドグリッパーですよね。
誰でもホームセンターやスポーツショップで購入したり見たことが有るはずです。
その中でも最上級のグリッパーがキャプテンズ・オブ・クラッシュ・グリッパーです。
このグリッパーを握り込むこと(閉じること)に命をかけている方々も多くいますよね。
そんな握力トレーニングの最高峰ともいえるキャプテンズ・オブ・クラッシュ・グリッパーを今回は紹介します。
また日本でキャプテンズ・オブ・クラッシュ・グリッパーのNo.3に認定されている方の紹介もしてみたいと思います。
今回の記事は握力トレの決定版とも言える内容ですので是非ご覧ください。
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Contents
キャプテンズ・オブ・クラッシュ・グリッパーについて
キャプテンズ・オブ・クラッシュ・グリッパー以下(COCグリッパー)はアメリカの会社IRONMIND(アイアンマインド社)が作っているグリッパーです。
超強力なグリッパーを販売していることで有名で、レベルに合わせてNO(ナンバー)があるので各自の握力や目指すレベルに合わせて購入できます。
ここでCOCグリッパーのレベルごとの数値を記載しておきます。
COCグリッパーの強度
ガイド - 60lb(約27Kg)
スポーツ - 80lb(約36Kg)
トレーナー - 100lb(45Kg)
ポイントファイブ(No. 0.5) - 120lb(約54Kg)
No. 1 - 140lb(約63Kg)
No. 1.5 - 167.5lb(約75Kg)
No. 2 - 195lb(約88Kg)
No. 2.5 - 237.5lb(約107Kg)
No. 3 - 280lb(約126Kg)
No. 3.5 - 322.5lb(約145Kg)
No. 4 - 365lb(約165Kg)
COCグリッパーの強度の数値は大体このようになっています。
この数値はIRONMIND社のサイトに公式に記載されておりますね!
lbというのはポンドの事で、1ポンドは約0.45Kg程度です。
全部で9種類の強度があり握力トレーニングの初心者の方でも購入してトレーニングができるようになっています。
COCグリッパーの選び方
COCグリッパーの選び方ですが、鍛えたい握力を目安に考えるのが良いでしょう。
初心者の方であれば、No.1くらいを購入して閉じたいと思うでしょう。握力60Kg超えであれば一般的な成人男性よりは随分と強い方になります。
>>成人男性の握力の平均を紹介!世界一の握力や鍛え方も解説!
その場合にはトレーナーやポイントファイブを購入して練習するのが良いでしょう。
中級者になってNo.1を閉じれるようになれば、数回握り込むように練習することでNo.2を閉じるための練習にもなります。
大体、No.2以上は握力トレーニングの上級者が扱う強さなので一般の方は購入する方はいないでしょう。
No.2以下を購入して練習するのがおすすめですね!というか、現実的だと思います。
実はCOCグリッパーを閉じることができる握力は表示されているよりも、かなり下だという話もあります。
グリッパーを使ったトレーニング方法
管理人はNo.2までは閉じることができます。
No.3ははっきり言って全然です。硬すぎます・・・今猛特訓中ですが閉じれる気が正直しません(笑)
しかし、No.2までは誰でも閉じれるようになると考えています。
練習方法としては
・とにかく閉じれるグリッパーを握り込む
・閉じたいグリッパーで閉じれなくても握り込む
・ブロックウェイトなどで指の力を強化する
このような感じです。
多分、No.3を閉じれる方であればもっと凄い練習方法をやっているかもしれません。
私は上のような練習方法でNo.2は楽に閉じれるようになりましたし、りんごも握りつぶすことができます。
基本的にもっとも大事なことは、既にクラッシュできる(閉じれる)グリッパーを閉じるという事です。
数回握り込むことで練習していきます、例えばNo.2を閉じたいと思っているのであればNo.1やNo.1.5を数回閉じるような練習ですね。
そしてウォーミングアップを終えたら、No.2を握る閉じれなくても握り込んだ位置で保持します。数秒間程度。
このような練習を繰り返していると握力はどんどん強くなっていきます!最初は閉じれるわけがないと思っていても、結構どんどん握力は強くなってしまうんです。
握力が強くなるとどうなる?
ではCOCグリッパーを利用して握力を鍛えるとどのようなメリットがあるのでしょうか。
具体的には握力が強くなるといいことが多いです。
- 蓋を開けるのが楽になる
- ポテチなどの袋も簡単に開く(ハサミを使えばいいけど)
- 筋トレの時に役立つ(懸垂やデッドリフト、ラットプルダウンなどなど)
このような感じです。正直生活の中でもかなり役立つとは思いますが、ポテチの袋はどうでも良さそうですね。
瓶などの蓋に関しては、COCグリッパーのNo.2を閉じれるくらいの握力になると開かないことはまずありません。彼女に喜ばれたりしますよね。
筋トレのときには握力が強ければ強いほど、扱える重量が増えていきます。筋力プラス握力が重要になりますね!
日本人でCOCグリッパーのNo.3認定されている人は?
現在(2017年5月時点)世界でCOCグリッパーのNo.3を閉じている人(アイアンマインド社から認定されている人)は、261人です。全部数えました。
この中で日本人の方は、1998年のSatohisa Nakadaさんが初で次に2003年の新沼大樹さんで全員合わせて7人でした。
年表的に見てみると
1998年:中田郷久さん
2003年:新沼大樹さん
2004年:横山雄一さん(RB JAPANをやっていた方)
2004年:澤田正博さん
2009年:諸富大地さん
2013年:中村勇介さん
2014年:岡崎洋一さん
ここに記載した方々が日本の握力王たちですね。表に出てきている方は、現在では新沼大樹さんと諸富大地、中村勇介さん、岡崎洋一さんだけですかね?
とにかくNo.3を閉じれる人は化物だと思っています。
特に横山雄一さんはRB JAPANというRBグリッパーというグリッパーを販売されている会社をやっていらっしゃったのですが現在では無くなっているようです。
このあたりのメンバーの方は握力オフ会などを行ったりと精力的に活動しているようですね。
ブロックウェイトを持ち上げたり、色々なトレーニング方法を試しているようです。切磋琢磨されていて良いですね。
世界の握力王たち
世界に目を向けるとNo.3よりも上のNo.4やNo.3.5を閉じている人もいます。
No.4に至っては世界中でたったの5人しか閉じていません。
1998年:ジョー・キニー
2003年:ネーサンホール
2003年:ディビッドモートン
2004年:トミーヘスレプ
2004年:マグナス・サミュエルソン
いずれ劣らぬ握力の神ばかりですね。
ジョー・キニーは元祖握力王として有名です。
簡単にCOCのNo.4を閉じている動画は寒気がしますね。まさしく握力王です・・・
体重が軽くてこれだけの握力があるというのが信じられません。
まだマグナス・サミュエルソンの方が体格的に理解できますね。
まとめ
今回はキャプテンズ・オブ・クラッシュ・グリッパーの紹介をしました。
握力トレーニングについても紹介しましたが、握力は実に奥深い世界です。ディープでハマってしまうと抜けられなくなりますね。
握力はグリッパーで鍛えることも重要ですが、やはり筋トレをやりこむことで自然とあるていど強くなる面もあります。
体重を増やしたり、デッドリフトをやり込むと握力も強くなりますし、握力トレをすると逆にデッドリフトなども強くなります。
筋トレと握力トレーニングは切っても切れない関係に有るということです。
最初のうちは握力トレーニングを行うと、腱鞘炎になってしまったりもするのでサプリメントをしっかりと摂取しながら休養しながら行うことが大事です。
とはいえ握力トレの基本はハンドグリッパーを握り込むことですので、COCグリッパーを一つ購入するところから始めてみるのが良いですね!